思い出の家具をリメイク
ROOTS FACTORY創業以来ずっとやっている大切なお仕事のひとつです。
「古いもの」や「希少価値のあるもの」をその価値を保つ為に手を入れる、
そういうお仕事もありますが、ROOTS FACTORYのお仕事としては少なめです。
私達がリメイクさせて頂くケースで一番多いのが
「大切な思い出をカタチを変えて残したい」というケース。
大切なのはその「モノ自体」ではなく、それにまつわるエピソードであったり
他の人には分からない「特徴」であったりします。
私達のオーダーリメイク（オーダーメイドも同じですが）で一番大切にしているのは
「ヒアリング」という手順。
どんな作業をする、どんな構造にする、そんな事よりももっと手前の
それがお客さまにとってどういう存在か？
そして、
どういうカタチが一番お客さまに合うのか？
それをお客さまとご相談しながらイメージを創っていきます。
時にお電話で、時にお会いして、時に直接現地までお伺いして。
カタログベースでは決してできない
その人（そのモノ）にとってベストな方向
それを真剣に、そして一番の軸にして模索します。
今回のリメイクは「大切な思い出」の中でも、悲しい大切な思い出でした。
いつまでも大事に残しておきたい存在であって、
でもそのままいつまでも置いておくものではありませんでした。
そんな存在であったベビーベッドをどうにかカタチを変えてリメイクしたい。
そういうご相談を頂いたところからはじまりました。
最初はただ「古いベビーベッド」とお伺いしていたのですが
ヒアリングを進めていくと「ただ古い」以上の、大切な思い出と
「どうしても残すべき理由」をすごく強く感じました。
ご来店頂いてのヒアリングの他に、電話やメールで何度もやり取りさせて頂いて
これがベストだと思うご提案をさせて頂きました。
ご提案通りのご依頼を頂き、そのまま心を込めて作業をさせて頂きました。
今回もとても長い時間を頂いて、すごくお待たせしてしまったのですが
出来上がりにも大変お喜び頂くことができて
ご依頼いただいて本当に良かったと思うお仕事ができました。
家具のリメイクはとても奥が深く、
なるべく簡単に見栄えを良くするような効率の良い？方向と
見えない部分から掘り下げていくような非効率な方向があります
もちろんROOTS FACTORYが目指すのは後者の方、
非効率でも本当に大切な事の為のリメイク
なんです。
そんな事情もあって、
最近ではお客さまの「大切なモノ」のリメイクだけをするようになっています。
昔は「古くてカワイイ家具」をリメイクする事も多かったのですが
リメイクに真剣に向き合うに連れてコスト的に合わなくなってしまいました。
なので最近では「リメイク」の新作はほとんどお披露目する事ができなくなりましたが
本当に必要として頂けるお客さまにリメイクをお届けしています。
「家具のリメイク」が
「オーダーリメイク」になったのは
そんな経緯からだったりするんです。
もし今あなたが「大切な思い出だけどどうしたら良いか分からないモノ」を
お持ちなら、是非一度ROOTS FACTORYにご相談ください。
私達は全力でそれを
「もっと大切で大好きなモノ」
に創り変えます。
【思い出のベビーベッドのリメイク】
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